求人広告は用途別に、インターネットの利用、人材紹介の利用、紙媒体の利用に分かれてきますが、それぞれ特徴のある効果が期待できます。
当然のことながら、効果の高いものは見返りとして費用がかかります。
料金体系はどのようになっているのか、相場はどうなのか、具体的に確認していくことにしましょう。
インターネットを使った求人広告の相場は?
インターネットの利用により期待できる効果は、たくさんの求職者が広告を見ることとなります。
不特定多数の方からの応募だと大変そうに思えますが、ジャンル検索やキーワード検索の機能が備わっていますので、求めている人材に方へ閲覧してもらえるよう手解きすることも可能となっています。
<求人サイトを使った求人広告>
総合的なものから専門的なものまで様々な求人サイトが存在します。
募集形態については、アルバイトへ特化したもの、社員へ特化したものがあり、職種形態については、小売店業、飲食業、販売業、製造業、さらには看護師、介護士、保育士など専門的な仕事を募集するサイトもあります。
掲載方法は、各サイトで決められたフォームへ求人内容を記載する方式が一般的となっています。
費用については、掲載期間に対して決まった料金を支払うものと、掲載終了後に反響状況を集計する従量課金に応じて料金を支払うものがあります。
相場:0円~20万円
<検索サイトを使った求人広告>
最も利用者数が多いと言われているのが、求人広告専用の検索サイトで、中でもリクルート社が提供しているIndeed(インディード)は、国内最大級の検索サイトと呼ばれています。
検索サイトの最大の魅力は、求人サイト各社で管理されている情報を集約していることで、いちいち求人サイトを見に行かなくても、検索サイトで全て把握、比較ができることとなります。
さらに、求人募集をしている会社と個別契約することもしていますので、複数の求人サイトと契約する手間がかかりません。
費用については、登録自体は無料となっており、反響状況をクリック数でカウントするクリック保証課金を用いて料金を支払います。
相場:0円~数十万円
<ホームページ、SNSを使った求人広告>
会社のホームページや商品等を紹介したSNSは、制作やサーバ利用に関する費用はかかることはありますが、広告費用が発生するようなことはありません。
ただし、ホームページやSNSの存在やURLを知ってもらうために、啓蒙活動する必要があります。
広く知らしめたい場合は、ポータルサイトや検索サイトを運営している会社へ相談するか、アフィリエイト契約をしてくれるサイトと商談することになります。
相場:0円(他サイトへ広告掲載する場合は、別途費用がかかります)
人材紹介を使った求人広告の相場は?
人材紹介の利用により期待できる効果は、求めている人材との成約率が高いことです。
担当となる営業社員やスタッフは、会社や求人内容を理解したうえで、適した人材を紹介してくれることになります。
適した人材とは、代理人の形で求職者と会話をして、本人の意思や希望を確認済みとなっている状態ですので、あとは採用側の判断に委ねることになります。
<人材紹介を使った求人広告>
一般的にはハローワークのことを指しますが、国営機関が管理していますので費用がかかることはありません。
求職者に対して、募集要項を求人票で確認してもらう内容となっており、ハローワークのスタッフが会社に代わって、適正度を見てくれることになります。
身元の確かな方を紹介してくれるという点では、安心できるのではないでしょうか。
相場:0円(民間の人材紹介会社を利用する場合は、別途費用がかかります)
<人材派遣を使った求人広告>
期間限定で働き手を探しているのであれば、人材派遣会社へ所属しているスタッフ(派遣要員)と契約することもできます。
求人票をもとに、適正な人材を紹介してくれますが、一般的な派遣と違って紹介予定派遣という制度もあります。
紹介予定派遣は、会社と本人との合意が取れれば、そのまま社員として転籍することが可能となっており、人材派遣会社へは紹介料を支払うことになります。
派遣契約は成功報酬となっていますので、人材選定の状況では費用が発生しません。
相場:0円~数十万円(契約内容によって異なります)
<社員紹介を使った求人広告>
最近よく耳にしますが、リファラル採用という方法があります。
昔風で言えば、縁故に近いものとなりますが、大きな違いは、報奨金制度を取り入れることがあるという点です。
社員や知人に対して、タラレバで人材を無償で紹介してもらえるのではなく、会社のことを重んじて、必要な人材を社員や関係者から探してもらうという考え方です。
報奨金の対象は、紹介した場合、採用が決まった場合と段階的に支払われることがよくあります。
相場:0円(報奨金制度を設けた場合は、別途費用はかかります)
紙媒体を使った求人広告の相場は?
紙媒体の利用により期待できる効果は、地域性へ根付いた募集が可能となります。
会社の所在地へ不慣れな方は、中々仕事に馴染めず長続きしない傾向にあります。
地域へ密着した媒体や施設を使って広告を出すことより、近隣からの募集が増え、通勤や外回り、コミュニケーション等で支障をきたすことはありません。
<求人誌を使った求人広告>
求人誌の多くは、広告の大きさによって費用が変わってくることになります。
1ページに何枠もある求人広告へ載せる場合は、少額で済みますが、1ページの半分や1ページを独占するような求人広告は、かなり高額となってしまいます。
アイキャッチ(目に留まる)効果という考え方なのですが、他のものより大きく載っている広告は、それだけ求職者が目を向ける傾向にあるということなのです。
相場:2万円~40万円
<広告枠を使った求人広告>
フリーペーパーやタウン誌、新聞の折り込みチラシに該当しますが、いずれも広告枠というページを設けている出版社、広告代理店との契約となります。
料金については、求人誌と同じ考え方で、広告の大きさによって値段が変わってきます。
求人誌が専門誌であるのに対して、これらのものは読み物の合間に求人広告を掲載する方式なので、発行部数は多いのが特徴と言えます。
相場:2万円~40万円
<掲示板を使った求人広告>
大学や専門学校などの学校施設、図書館や福祉センターなどの公共施設に該当しますが、掲示板へ求人票や求人チラシを掲載することになります。
店頭での掲載だけですと、中々効果は上がりませんが、人の集まる場所へ掲載することで求職者の目に入る機会が増えます。
地域への振興促進を目的としていますので、費用がかかることはなく、学生や主婦の方など、アルバイトやパートを希望する場合に適していると言われています。
相場:0円
まとめ
求人広告の料金や相場についてまとめます。
比較的料金が手頃で、人の目に入りやすいのがインターネットを使った求人広告で、固定料金は値段を抑えやすく、成功報酬は値段が高くなる恐れがあるものの、採用する機会が増えることとなります。
料金は高くつく代わりに、すぐにでも働き手が必要な場合は、人材紹介を使った求人広告で、何十万もの費用が発生することになります。
ただし、時間がかかっても構わないというのであれば、ハローワークからの連絡待ちという手もあります。
とにかく料金を抑えて、近郊から募集するのであれば、紙媒体を使った求人広告で、数万円で掲載することができます。
なお、成約率はあまり期待できませんので、今後のことを考えて、できれば人手を増やしたいという考えでいた方がいいでしょう。
求人広告は、即効性のあるもので、成約率が高ければ高いほど、相場が上がってくるというのが実態のようです。
求人募集に関してどれくらいの需要度があるのか、どれくらいの費用が出せるのか、見返りを持って選定するようにしましょう。
Indeed(インディード)とも連携しているGoogleしごと検索 もチェックしてみてください!
人気ブログランキング
にほんブログ村