楽天市場の出店の失敗談!口コミから原因を探る!

楽天市場の出店の失敗談!口コミから原因を探る! 楽天市場

国内最大級を誇るネットショッピングモールの楽天市場には、出店に関する口コミが数多く寄せられています。

出店すれば売れると言われている楽天市場への参加のはずが、気づけば失敗に終わってしまうという談話もよく見かけます。

どのような失敗があるのか、その原因は何なのか調べました。

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楽天市場の出店の失敗談と原因

失敗談1:「売れ筋商品を用意したのに売れませんでした」

商品の仕入れには自信があったこともあり、ネットショップ経営に挑戦してみようと思ったのがきっかけです。

楽天市場でどのような商品が売れているのか、自分の仕入れられるものを条件に調べたところ、10点ほど見つけることができたので、出店することに決めました。

最初のころは手ごたえを感じていたのですが、3ヶ月を過ぎると全く売れなくなってしまいました。

楽天市場の担当者へ相談すると、お店が検索上位に引っかからず埋もれてしまっていると言われました。

広告を出して集客したり、デザインを工夫してユーザーの目を引いたりすることが大事だとアドバイスされましたが、実際のところ、そのような知識に乏しく対処方法を見つけることができませんでした。

ネットショッピングをちゃんと勉強しないとダメなのだと痛感させられ、結局、閉店することにしました。

原因1
売れ筋商品がゆえに、競合店が数多く存在することになり、競争意識が低いと生き残れないようです。

検索上位に引っかかるようしっかりとSEO対策をして、サイトを訪れたユーザーへは、商品情報、画像、価格、サービスなど、お得感をアピールすることが重要となってきます。

失敗談2:「顧客への対応に自信が無くなってしまいました」

知人にアクセサリーデザインをしている方がいて、楽天市場の出店を手伝ってほしいと頼まれて引き受けることにしました。

ネットショップで商品を購入しているので、大抵のことは分かっていたのですが、顧客対応がこんなにも大変だったとは予想もしていませんでした。

サイズが合わない、画像や説明と違う、素材の中にアレルギー成分があったなど、個別対応に時間を割くことが頻繁に起こりました。

また、その都度、画像の差し替え、説明文の書き直し、商品情報の追加も繰り返し行いました。

口コミも小まめにチェックして誹謗中傷がないか気がかりになっていきました。

そのような状況を心配されてか、知人からネットショップを辞めようと言われてしまい、反論することもできず辞めることにしました。

原因2
量販品ではないだけに、商品に対する価値観は千差万別と言えます。

それだけに、クレームはつきもので、どのようなものがあるのか把握しておき、その対策をルール化することが重要となります。

失敗談3:「思いもかけない費用を後から知りました」

楽天市場では、出店料以外にもいくつもの費用がかかることになるのですが、その内訳について殆ど理解していませんでした。

例えば、商品が1つ売れると、システム利用料、システムサービス料、決済手数料と細かく徴収されることになります。

また、配送作業は基本的に自分でおこなうことになりますので、梱包資材を用意して商品の箱詰めをしたり、宛名書きをしたり、配送業者への手配をしたりします。

さらに、一定の金額以上は配送料を無料(自己負担)するように勧告されており、費用の積み重ねが起こっています。

販売する前に全ての費用が分かっていればよかったのですが、1つでも多くの商品を売るのに必死だったため、気づけばほとんど利益は残っていませんでした。

原因3
どのような商売でも収支バランスは大切ですが、楽天市場では出店にかかる費用、販売にかかる費用、広告にかかる費用、配送にかかる費用を組み合わせているため複雑化しています。

販売前にいくつかのケースを想定して、損益分岐点がどう変わるかシミュレーションすることが必要です。

失敗談4:「仕入れの失敗に気づくことができませんでした」

楽天市場からのアドバイスの中で、在庫切れによる販売機会を逃すことが一番もったいないと言われたのが印象に残っていました。

仕入れ業者からは1点からでも注文できたのですが、在庫切れを懸念して毎月定期的に商品を仕入れていました。

主観では、ネット販売は順調だと思っていたのですが、いつの日からか、各商品の販売数にバラツキが出ていることに気づきました。

販売数と在庫数の割合を計算してみると、売れている商品と売れていない商品の差が5倍以上もあることが分かりました。

その後、仕入れの調整を行いましたが、結局、売れ残った商品の在庫が原因で黒字基調は望めませんでした。

原因4
ネットショップで在庫を抱えることはタブーとされていますが、商品販売の即時性が高く、売れるものはすぐに売れ、売れないものはずっと残り続ける傾向にあるからです。

必ず売れるという保証があるわけではありませんので、常に最小ロットで仕入れるよう心がける必要があります。